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【QUEENS】

Astoria

イースト・リバー、Brooklyn-Queens Expressway、Northern Boulevardに囲まれたエリア。19世紀にはピアノ・メーカーのSteinwaysの工場があり、GAPなどチェーン・ストアやカフェ等が立ち並ぶSteinway Streetにその名を残している。また、セサミストリート等、数々のTVシリーズや映画が撮影された“Kaufman Astoria Studio”も、かつてこの地域にあった。目をひく高層ビルはないが、マンハッタンに近く、庶民的で家賃もまずまずなため、人気のエリア。ギリシャ系をはじめ、コロンビア、メキシコ、ブラジル、バングラディシュ、インド、アイルランド、中国等々、ありとあらゆる民族が住んでおり、各国食材やエスニック・レストランには事欠かない。地下鉄N、Wラインでマンハッタンまで約20分。

Bayside
ベイサイドはクイーンズの北東の端に位置するエリア。もとは比較的裕福な白人コミュニティであったが、他エリア同様、現在は多民族が混ざり合って生活している。メインストリートの1つであるBell Boulevard沿いには、日本、韓国、中華など各国レストランやアイリッシュ・パブ等が並ぶ。家賃は比較的控えめ。 ロングアイランド鉄道でマンハッタンまで約50分。

Cambria Heights
クイーンズの東端に位置する住宅街。20世紀に入るまでは野菜畑であった。住人はアフリカ系アメリカンが多く、コミュニティの結びつきが強い。メインストリートはHillside Avenueで、生活必需品はその辺りの店舗で一通り揃う。地下鉄が通っていないため、マンハッタンへのアクセスはあまりよくない。

Corona
コロナはクイーンズのほぼ中央に位置する。スコット・フィッツジェラルドの“華麗なるギャッツビー”に出てくる“灰の谷”はコロナにあった“灰捨て場”のことで、現在はフラッシング・メドウ/コロナ・パークになっている。また、ルイ・アームストロングが住んでいた家は、現在博物館となって公開されている。現在、コロナの住人はアジア系が最も多く、その他にもインド、ギリシャ、中東系、ラテン系など、さまざまな民族がミックスしている。住宅は、大きな中級所得者層向けアパート・コンプレックスの他は、ほとんどが似通った赤レンガのテラスハウスである。地下鉄7ラインでマンハッタンまでは約30分。

Elmhurst
クイーンズの中でもマンハッタン寄りのエルムハーストは、マンハッタンへのアクセスが良い。住人はアジア系、ラテンアメリカ系を中心に、ニューヨークで最も多種多様な民族が住んでいる地域の1つと言われている。そのため、数多くあるエスニック・レストランでは、マンハッタンよりもより本物に近い各国料理が安く食べられる。このエリアの住宅は平屋もしくは二階建て、または低層の階段(エレベーターなし)アパートがほとんど。地下鉄7、R、G、Vラインでマンハッタンまで約30分。

Flushing
ニューヨーク・メッツの本拠地シェイ・スタジアムのあるフラッシング・メドウズ-コロナ・パークの東に位置するエリア。20世紀に入るまでは果樹園や苗木畑が広がる、のどかなエリアであったが、クイーンズボロー・ブリッジの完成によりマンハッタン通勤圏となり、人口が増大した。大規模なアジア系コミュニティがあり、アジア系レストランがたくさんある。地下鉄7ラインでマンハッタンまで約15分。

Forest Hills
フォレスト・ヒルズはクイーンズのほぼ中央、フラッシング・メドーズ・パークとフォレスト・パークの間に位置する。20世紀に入ってから、それまで農地であった一帯が、セントラル・パークをデザインしたFredrick Law Olmsteadの手により、閑静で緑の多い、魅力的な高級住宅地に変身した。今日でも“高級な郊外”のイメージは引き継がれており、このエリアの住宅のほとんどは、ネオ・チューダー式やコロニアル風の庭付きの邸宅や、高級アパートである。目抜き通りのAustin Streetには、各国料理レストラン、映画館、スポーツクラブ、書店、その他あらゆるショッピング・ニーズを満たす店舗が揃っている。マンハッタンまでは地下鉄E、F、G、R、Vラインで約20〜30分、ロングアイランド鉄道では約15分と、交通の便が良いのも魅力。

Fresh Meadows
クイーンズの東に位置するフレッシュ・メドウズは、Long Island ExpresswayとUnion Turnpike、Cunningham Parkに囲まれたエリア。1950年代にモデル・コミュニティとして都市計画されたため、生活を便利にする工夫が施されている。アパート・コンプレックスには3つのショッピングセンターが隣接し、買い物はそこで全て済ませることができるようになっている。付近には様々な娯楽施設やレストランもある。また、緑豊かなKissena Parkではゴルフ、テニス、ボート遊び等ができる。ただし地下鉄が通っていなく、交通の便があまり良くないため、車は必需品。

Howard Beach
ジャマイカ・ベイに面するハワード・ビーチは、ロウワー・イースト・サイドから移ってきたイタリア移民が最初に住み始め、漁業で生計を立てていた。現在もイタリア系アメリカ人が多く住み、地域の結びつきは非常に強い。このエリアの住宅は、平屋や2階建ての家がほとんどだが、1980年代には湾岸に大型高級CondoとCo-opが建った。JFK空港が近いため、騒音は相当なものであるが、海辺の景色は穏やかで、“ドーソンズ・クリーク”のTVセットから抜け出てきたように美しい。地下鉄Aラインでマンハッタンまで約80分。

Jackson Heights
ラガーディア空港にほど近いジャクソン・ハイツは、20世紀に入るまでは、とうもろこし畑であった。1916年頃より庭・暖炉付きの天井の高いアパートが建てられるようになり、新しいコミュニティができはじめた。チャーリー・チャップリンや、ゲーム“スクラブル”の発明者アルフレッド・バッツ氏などが、かつてこの地域に住んでいた。数十年もの間、亡命希望者たちの避難所であり続けた歴史を受け、現在もさまざまな人種が住んでいるが、近年ではインド、パキスタン等、南アジアからの移民の増加が著しい。ジャクソン・ハイツのランドマークの1つである“The Jackson Diner”には、安くて美味しい南インド料理を求めて、ニューヨーク中から食通がやってくる。ラガーディア空港の騒音との引き換えではあるが、家賃はリーズナブル。地下鉄7、E、F、G、N、Rでマンハッタンまで約30分。

Jamaica
ロング・アイランドとニューヨークの重要なつなぎ役であったジャマイカは、もとは農業や畜産業がさかんな地域であったが、1913年の高架鉄道の開通によりクイーンズの商業の中心地となった。しかし地下鉄の建設やショッピングモールの台頭により、急激に廃れていった。近年、Center for the Arts and Learningやヨーク・カレッジといった文化・教養施設を中心に、ジャマイカ復興に向けた活動が見られるようになり、またエスニック色豊かなファーマーズ・マーケットができるなど、新しい活力となる要素が見え始めた。地下鉄E、F、J、Zラインでマンハッタンまでは約30分。

Kew Gardens
キュー・ガーデンズは、フォレスト・パークとメイプル・グローブ墓地の間、フラッシング・メドウズ・コロナ・パークの南に位置する、イギリス田園地方のような雰囲気を持つエリア。Richmond Hillゴルフ・クラブの跡地であり、1909年のゴルフコース閉鎖と同時に高級住宅地の造成が始まった。その当時に造られた、大きな邸宅と曲がりくねった道は、後に建設された高層ビル群と共に今も残っている。また、エリア名の通り、庭のある家やアパートが多いのも特徴。メインストリートには可愛らしいカフェやマーケット等がある。地下鉄E、Fラインでマンハッタンまでは約30分。

Little Neck      
クイーンズの北東に位置するリトル・ネックは、19世紀建築の古風な趣と、海岸付近の景観が特徴である。このエリアの住宅は19世紀の農場家屋を改造したものから、現代風タウンハウスまでさまざまである。アパートについては、6階建てのレンガ造りでエレベーター、ドアマン、ガレージ付のものがほとんどであるが、数は少ない。住人はイタリア、韓国、スペイン、ラテンアメリカ系、アフリカ系アメリカン等、さまざまである。Northern Boulevardにはショッピング・スポットや娯楽施設、生活必需品、レストラン、パブなどが並んでいる。ロングアイランド鉄道でマンハッタンまで約40分。

Long Island City
イースト・リバーに面するロングアイランド・シティーからは、マンハッタンのスカイラインを眺めることができる。アーティスト達を中心に、控えめな家賃と広いスペースを求めて移住する人口が増えているが、居住エリアとしては発展途上である。最低限の食料品店やコインランドリーを除いて、ショッピング・スポットは少なく、アーティスティックなカフェ等もない。建物はせいぜい6階建てである(50階建てのシティバンクビルを除く)。ロングアイランド・シティーの見どころは、イサム・ノグチ庭園美術館、ソクラテス彫刻公園等の他、2002年6月から2004年までの間、近代美術館が改築工事のために、ロングアイランド・シティーのホッチキス工場を改築した建物で展示を行っている。地下鉄7、E、F、Gラインでマンハッタンまでは約15分。

Ridgewood
ブルックリンとの境に位置するリッジウッドには様々な民族が住んでいるが、特に、リトルイタリーよりもイタリア語を話す人口が多いといわれている。Fresh Pond RoadやMyrtle Avenueにはショッピング・スポットやレストラン、映画館等が並んでいるが、大通を少しそれると、低所得者向け公営住宅や荒廃したビルが目立ってくる。このエリアの住宅は2階・3階建てのレンガの家が多く、交通の便があまりよくないため、家賃は安い。地下鉄Mラインでマンハッタンまでは約30分。

Sunnyside
サニーサイドはクイーンズの北西の端に位置し、Brooklyn-Queens Expresswayがエリアを横切るように走っている。倉庫や工場、墓地などが点在するエリアであるが、“Sunnyside Gardens development(家やアパートと、庭園や裏庭等のちょっとしたスペースを計画的に配置するプロジェクト)”などにより住みやすい環境となっている。住人はアイルランド、韓国、インド、中国、ドミニカ共和国、コロンビア、エクアドル、メキシコ、イタリア、アルメニア等さまざまで、各国料理のレストランが数多くある。住宅も戦後築、6階建てアパート、2階・3階建てのレンガ造りの家、1900年代築の木骨住宅等、さまざまである。地下鉄7ラインでマンハッタンまで約20分。

Woodhaven
Woodhavenはフォレスト・パークの南に位置するこじんまりとした、古きよきアメリカの雰囲気を持つエリア。19世紀に競馬場があった時には多くの観客がこの地域を訪れ、Woodhavenの都市化計画が進められたが、1837年に景気後退期に入ったため頓挫した。このエリアの住宅はテラスハウスがほとんど。メインストリートのジャマイカ・アベニューのショッピング・エリアは充実しており、生活必需品は全てまかなえる。地下鉄J、Zラインでマンハッタンまで約1時間。

Woodside
クイーンズの北西寄りに位置するウッドサイドは、大きなアイリッシュ・コミュニティがある他、コロンビア、韓国、中国、エクアドル等、あらゆる国からの移民がそれぞれの文化を持ち込み、独特の雰囲気を作り出している。ルーズベルト・アベニューやウッドサイド・アベニューには大手スーパーマーケットやドラッグストア、専門食料品店、家庭雑貨・電化製品店、ブティックなどが並び、あらゆるショッピング・ニーズに対応する。住宅は木骨住宅、戦前築および戦後築アパート・コンプレックスなどが多く、クイーンズの他エリアに比べると家賃はまずまずなため、マンハッタンやブルックリンから移り住む人が増えている。地下鉄7ラインまたはロングアイランド鉄道でマンハッタンまで約20分。
 
   
 
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